7: ◆bfn/Aps7v2[sage]
2016/12/27(火) 19:47:12.71 ID:6KrWeaHN0
夜中の学校にて、
校門を何とか登り越えた修は真っ先に分社がある場所へと向かう。
何故だろう、行かなければいけない気がする。
視界が暗くて不安だったが、修は何とか分社の前まで到着する。
本来ならば良くないことだろうが、そんな気持ちよりも、使命感が強かった。
修は思いきり小扉を開け、分社の中を見る。
修「・・・何だこれ?」
中に入っていたのは、見たことも無い突起物。持ち手のようなのがあり、縦にして持つ物だろう。
そう言えば聞いた事がある。三門神社には不思議なご神体があると。
触れてはいけないのに、触れなくてはならないような感覚。
修「・・・ええい!」
覚悟した修はご神体を持つと・・・
「シュワッ!」
光の巨人が、黒くて白い角が生えた怪獣と戦っている。
その近くでは、首が二つある赤い怪獣と、赤い巨人が戦っている。
それだけではない。数多の巨人、怪獣が、乱闘をしていたのだ。
すると、乱闘を覗き込むように黒い巨人が現れる。
黒い巨人は、何かで黒い波動を散布させると、それに触れた者達がどんどん人形にされていく。
「きしゃああああああああ!!!???」「でやぁああああああああああ!!??」
気がつくと、その場に居た巨人や怪獣は皆人形になってた。
いや、人形にされたと言った方が良い。
すると、黒い巨人の近くに光の巨人が現れた。
「シュワッ!」
青いクリスタルを全身に身につけた巨人は、黒い巨人に立ち向かう。
二人とも槍のような武器で、戦闘した。
修「・・・!」
ここで修の目が覚める。気を失っていたわけでもないのに夢を見ていたような気分だ。
右手を見ると、青いご神体が、しっかりと握られている。
ここで自分の右手に違和感を感じる。
ご神体を持っている右手の甲に、見たことも無い紋章が写っていた。
修「なんだこれ・・・」
???「それは・・・選ばれし者の紋章」
どこからか声が聞こえる。懐中電灯で照らすが、誰も見えない。
???「光の国の伝説は本当だったのか・・・」
修「・・・そこか!」
修は近くの切り蕪を照らす。誰も座っていないがそれはあった。
???「私はウルトラマンタロウ」
赤い戦士を見立てた人形が立っている。
修「・・・喋った?」
修は恐る恐る人形を摑もうとすると・・・
修「消えた!?」
タロウ「そのご神体の事を知りたければ裏の山まで来い」
人形は姿を消し、修の脳内に話しかける。
声がしなくなった途端、辺りは静かになり、修だけになった。
修「何なんだ・・・一体」
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