123:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:01:52.48 ID:+JFJbmCO0
男友の部屋に入ると,いろいろな思いがこみ上げてくる。
いかん,いかん感傷に浸っている場合ではないと,机の上においてあった封筒から手紙を取り出す。
中身はこうだ。
124:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:02:23.19 ID:+JFJbmCO0
男へ
人生で一番大事なのは何か?
信念だ。
125:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:02:50.34 ID:+JFJbmCO0
…何だ。信念って。
でも次は僕の番って書いてある。
ならやるしかないよね。
126:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:03:22.74 ID:+JFJbmCO0
男「男友のお母さん,では帰りますね」
男友母「あら,もういいの?ゆっくりしていってもいいのに」
男「ちょっとやらなければならないことができたので」
127:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:04:07.73 ID:+JFJbmCO0
後日,僕はある人物を呼び出した。
待ち合わせ場所は男友の小説1話に出てきた喫茶店
こちらが出向くことも考えたがこっちに出向いてくれるとのことだ。
128:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:05:01.25 ID:+JFJbmCO0
約束の時間に1時間以上遅れて,女さんが現れた。
男「遅いよ。待ちつかれた」
僕がチクリと釘を刺す。
129:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:06:59.91 ID:+JFJbmCO0
連絡先は分からなかったが,男友の携帯を借りて,その中の電話帳から探した。
男友の部屋から僕宛ての手紙が見つかった。確認したいことがあるから直接話したいという名目でとりつけた。
そうでもしないと会ってくれない気がしたから。
130:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:07:31.05 ID:+JFJbmCO0
女「で,本題から入るわよ。手紙なんだけど…」
男「ちょっと待って。せっかく女の子とのお茶だ。少し遠回りしてもいいかな」
女「…?いいけど」
131:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:09:24.07 ID:+JFJbmCO0
僕は男友の小説の原稿を取り出す。
女「これ何?」
男「男友が生きてたころ,あるゲームをしていたんだ。男友が推理小説を書いてきて,その真相を僕が当てるというゲームなんだけど」
132:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:10:24.36 ID:+JFJbmCO0
男「つまり5話は存在していると僕は考えてる」
女「へぇ〜どこに?男友のノート?それともパソコンの中とかぁ?」
女さんがニマニマと自信たっぷりな様子で尋ねてくる。
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