129:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:06:59.91 ID:+JFJbmCO0
連絡先は分からなかったが,男友の携帯を借りて,その中の電話帳から探した。
男友の部屋から僕宛ての手紙が見つかった。確認したいことがあるから直接話したいという名目でとりつけた。
そうでもしないと会ってくれない気がしたから。
130:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:07:31.05 ID:+JFJbmCO0
女「で,本題から入るわよ。手紙なんだけど…」
男「ちょっと待って。せっかく女の子とのお茶だ。少し遠回りしてもいいかな」
女「…?いいけど」
131:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:09:24.07 ID:+JFJbmCO0
僕は男友の小説の原稿を取り出す。
女「これ何?」
男「男友が生きてたころ,あるゲームをしていたんだ。男友が推理小説を書いてきて,その真相を僕が当てるというゲームなんだけど」
132:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:10:24.36 ID:+JFJbmCO0
男「つまり5話は存在していると僕は考えてる」
女「へぇ〜どこに?男友のノート?それともパソコンの中とかぁ?」
女さんがニマニマと自信たっぷりな様子で尋ねてくる。
133:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:11:06.81 ID:+JFJbmCO0
男「文字を媒介としては存在していない」
女「ほら」
男「だけどね。僕が言いたいのは」
134:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:12:12.88 ID:+JFJbmCO0
男「友小説の1〜4話をまとめてみるよ」
加害者 → 被害者
1話 (幼馴染) 男友
135:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:13:17.46 ID:+JFJbmCO0
女「被害者が男友,男で交互になっているわね」
男「すばらしいね。他には?」
女「加害者は…男友の周囲の人?」
136:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:14:19.41 ID:+JFJbmCO0
男「ではもし5話があったとするならば」
リストに付け加える。
137:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:15:26.22 ID:+JFJbmCO0
男「そう。男友が亡くなった事件を5話とするならば,犯人はあなたなんだ。女さん」
138:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:16:48.30 ID:+JFJbmCO0
女「いやいやこれはないでしょう」
男「そうかな」
女「男君の推理の出来が良いなら,あなたは推理作家になるべきよ,とかいうべきなんだろうけど…あまりにもお粗末すぎる」
139:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 23:18:01.69 ID:+JFJbmCO0
男「…プロバビリティの殺人って知ってる?」
女「ぷろば…?何それ」
男「殺したい相手を直接殺すのではなく,なんらかの仕掛けで死ぬ可能性を高める殺人方法のこと」
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