6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:27:10.05 ID:i7pR/GRDo
店員さんを呼ぶ。
「坦々麺と……ライスを」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:30:12.84 ID:i7pR/GRDo
注文を済ませると、俺は読みかけだった小説を読む。
エリート銀行員が殺されるという筋書きのためか、やたらと金融業界のウンチクが続く。
本筋にもあまり関係なさそうだし、つい飛ばし読みになってしまう。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:33:22.15 ID:i7pR/GRDo
大きい器の中に、見るからに辛そうな赤くエネルギッシュなスープ。
ラーメンよりはやや太めの麺。
麺の上には、豚肉のそぼろ、ザーサイ、小松菜、ネギが乗せられている。
湯気とともに食欲をそそる香りがたちこめる。
9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:35:29.50 ID:i7pR/GRDo
とりあえず、まずはスープを味わってみる。
辛い。が、うまい。
癖になる辛さというやつだ。
10:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:36:58.19 ID:i7pR/GRDo
麺を勢いよくすする。
辛みを帯びたコシのある麺をある程度口に入れると、咀嚼する。
11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:39:01.29 ID:i7pR/GRDo
さあ、次はそぼろやネギを絡めて、もう一度麺をいただく。
ずるるっ。
かぁ〜、うまい。
12:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:41:16.03 ID:i7pR/GRDo
全身から汗が噴き出す。
鼻の下に汗の玉が出来ているのが分かる。
だが不快さはない。むしろ心地よい。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/12/22(木) 20:44:18.37 ID:i7pR/GRDo
箸とレンゲが止まらない。
麺をすすり、スープを飲み、ご飯をかき込み、時々野菜をかじる。
14: ◆oxhurt84Iw[saga]
2016/12/22(木) 20:46:36.87 ID:i7pR/GRDo
財布から野口英世を一枚出し、店員さんの挨拶を背に、俺は店の外に出た。
まだ体に残る汗が風で冷やされ、俺は肌寒さを感じた。
だが、気持ちいい。
15:名無しNIPPER[sage]
2016/12/22(木) 21:04:56.74 ID:tQVV1ySIO
なんとなく好き、乙です
16:名無しNIPPER[sage]
2016/12/22(木) 21:16:52.36 ID:6ZOqoFAdo
食いたくなった
乙
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