過去ログ - 【モバマス】ちひろのスタドリ計画
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11: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:44:00.87 ID:GF69zbK50
次に、美城財閥の全ての社員の月給が最低賃金分とスタドリ支給に変わった。
変化に戸惑う者もいたが、スタドリで交換する景品の相場は普通の市場より安かったため、大きな批判はなかった。
その頃には、スタドリで交換できる景品は、生鮮食品から土地などまで含めた、ありとあらゆるものに広がっていた。
そして、美城財閥は、スタドリの単品販売を始めた。
12: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:44:42.47 ID:GF69zbK50
さて、世界経済は毎日変化している。
為替や株価も変化する中で、金の様な価値の変動のあまり無いものは富を貯蓄するには最適だ。
スタドリはまさにそうであった。
何が起ころうとその価値が変動しなかったのだ。
だから、自らの富をスタドリに変えて貯蓄する者が現れるのは当然であった。
13: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:45:13.63 ID:GF69zbK50
その後もスタドリはその安定性でじわじわと投資家などの信用を得ていった。
給与をスタドリに変える会社も増え、世間的にもメジャーになっていく。
また、いざとなれば飲むことで非常食にもなるため、災害時にも役に立ったという経験談なども出、評判は上がる一方であった。
14: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:46:23.18 ID:GF69zbK50
そして、美城財閥は現在最も大きいサービス、『フリートレード』を立ちあげる。
これは、一般の人が出した品を財閥仲介の元スタドリで購入出来るというサービスであった。
端的に言うと物々交換である。
このようなサービスは他でもあったが、美城財閥は全く仲介料を取らなかった。
15: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:47:09.73 ID:GF69zbK50
乃々「……間違い無いですよね?」
ちひろ「たしかに美城財閥はスタドリで成長しましたけど… それが何か?」
乃々「……スタドリで経済が回っているということは、美城財閥が経済を自由に動かせると言うことです」
16: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:47:53.60 ID:GF69zbK50
乃々「……ですが、気付かぬうちに政治にも財閥が入り込み、もはや裁くことは出来ません」
乃々「……だから私はここに来たんです」
ちひろ「なぜ私のところなんですか?
17: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:48:32.74 ID:GF69zbK50
ちひろ「………」
乃々「もちろん裏も取りました…
あなたが既に美城財閥の影の支配者となっている事も…」
18: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:49:31.66 ID:GF69zbK50
ちひろ「それを知って、どうなるんですか?」
乃々「もうあなたの好きにはさせない、と言っているんですけど……」
ちひろ「……けれど、乃々ちゃんが言った通り、現在の法律では私は裁けませんよ?」
19: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:50:16.60 ID:GF69zbK50
乃々「……プロデューサーさんがどうして襲われたか、分かりますか」
ちひろ「!?……いいえ」
乃々「プロデューサーさんの日記がありました…そこに先程までの資料が挟まれていました……」
20: ◆O6aPCJnNQlBH[sage saga]
2016/12/23(金) 23:51:11.63 ID:GF69zbK50
ちひろ「………それは全て憶測です、証拠が全くありませんよね」
乃々「……証拠ならあるんですけど」ポチッ
森久保が取り出したボイスレコーダーのスイッチを押すと、音声が流れ始める。
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