過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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115: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/26(月) 20:22:19.03 ID:PzmFtaYD0

それから更に時は流れ、ある程度腹を満たした宴の席は再び飲み物を片手に思い思いの談笑に浸り始めた。

フォロッド王「ほう… そうか 一度は 行ってみたいものだな。」

そんな中、少年と若き王はフォーリッシュの町からやってきた元兵士長と共にこれからのことについて話し合っていた。

アルス「何もないけど 平和で 静かな国ですよ。」

フォロッド王「使いを出すつもりだったが わたし自ら赴くのも 悪くないな。」

アルマン「ほう それは いい考えですな。王も 様々なところへ行って 色んな人に会い 学んでくるのが よいでしょう。」
アルマン「きっと 気晴らしにも なるでしょうしな。」

アルス「うちの 王様も お喜びになると 思いますよ。」

フォロッド王「うむ。今から 楽しみだな。」
フォロッド王「……そういえば カラクリ人間の ことなのだが。」

そう切り出して若き王は腕を組む。

フォロッド王「……やはり 今の 技術レベルでは 到底 不可能だと 改めて痛感したよ。」
フォロッド王「まずは もっと初歩的な 研究から 始めなければ ならないようだ。
フォロッド王「いやはや アルマンの先祖の ゼボット殿には 感服する ばかりだ。」

そう言って王は大きな溜息をつくと、ふと思い出したように独り言を呟く。

フォロッド王「……ゼボット殿と言えば エリーは 今頃 どうしているだろうか。」

アルマン「…………………。」

アルス「エリーは… きっともう 天国で ゼボットさんと 幸せに 暮らしていますよ。」

フォロッド王「……そうかもな。」

少年は動かなくなってしまったカラクリ兵のことを伝えるべきか悩んだが、
咄嗟に出てきた言葉は嘘でもなんでもなく、本当に思ったことだった。

あの二人は、否、もしかすると亡くなった王女本人を含めて三人かもしれないが、きっと彼らは今一緒にいることだろう。

そんな風に少年は思えたのだった。

アルマン「……ええ きっと そうでしょうとも。」



そんな少年の言葉に頷く男の顔は、とても安らかだった。




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