過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:51:10.59 ID:YeaCfPgp0
マリベル「……そう。それじゃあ ほぼ 世界一周って感じなわけね。」
アルス「せっかくだから あの時 凱旋で会えなかった 人たちにも 顔を出したいね。」
マリベル「そうね。また あっちこっちから 引っ張りだこに なるのは ごめんだけどね。」
少女はそう言って両手をヒラヒラと振るう。
アルス「そうなの? あの時は マリベル かなりうれしそうだったけど。」
マリベル「そりゃあ あたしだって あの時は うれしかったわよ。それこそ そういう風に 迎え入れられて 当然だと 思っていたわ。」
マリベル「でも 毎回毎回 そんなふうに 扱われちゃ こっちだって 肩がこっちゃうわよ。」
アルス「ははは… それもそうだね。」
ボルカノ「こっちとしては 英雄が 二人もいるとなれば 心強いってもんだがな。わっはっは!」
ボルカノ「ところで マリベルおじょうさん。おじょうさんは これから先 どうするおつもりなんです?」
マリベル「どうするって…。」
ボルカノ「あいや うちのせがれは このとおり これから 漁師の道を 進んでいくわけですが マリベルおじょうさんは 何か やりたいことでも?」
マリベル「それは……。」
唐突な質問に少女はどう答えたものかと言いよどむ。
マリベル「…………………。」
マリベル「…ボルカノおじさま あたしは…。」
アルス「マリベル……。」
マリベル「あたしは…!」
その時だった。
*「ボルカノ船長!!」
一人の漁師が階段の下から姿を現す。
ボルカノ「ん どうした?」
*「交代の時間ですぜ!」
ボルカノ「おう!」
船長は短く返すと少女に向き直るとその目を見据える。
ボルカノ「マリベルおじょうさん。おじょうさんには きっと 引く手数多なんでしょう。」
ボルカノ「でも おじょうさんの 人生は おじょうさんのもの。網元の娘という 立場もありましょうが 自分の心に 素直になって 好きなことをしてほしいと思いますぜ。」
マリベル「ボルカノおじさま……。」
アルス「…………………。」
*「マリベルおじょうさん! コック長が 呼んでますよ。」
マリベル「すぐに行くわ!」
階下から現れたもう一人の料理人に首だけ動かして返事すると、少女は俯いて黙り込む。
マリベル「…………………。」
マリベル「……少し 考えさせてください……。」
それだけ吐き出し、少女はゆっくりと船室へと降りて行った。
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