過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/28(水) 19:47:09.24 ID:HiFRyoCx0
アルス「…いない!」
地上へと戻った少年達が井戸の周りを見渡すもそこには誰の気配もなく、鈍く重たい音だが最後の一体の接近を知らせるだけだった。
マリベル「まさかとは 思うけど 一人だけで 行っちゃったのかしら?」
アルス「っ……!」
マリベル「考えても 仕方ないわ。行くわよっ アルス!」
アルス「うん!」
そうして二人は震源地に向かって全速力で坂を駆け上がり、すぐにぶつかった通りを北に向かって走り抜けた時だった。
アルス「あっ! あれは!」
そこには立ちはだかる巨大な竜と、傷んだ兜を脱ぎ捨て満身創痍で立ち向かう男の姿があった。見れば鈍竜もあちこちに傷を受けており、かなり息が上がっているようであった。
マリベル「あの色は ドラグナーね!」
その竜は先ほどの翼竜よりもさらに毒々しい紫の鱗に包まれ、嫌悪感を誘う浅葱色の体表には血管の浮き出ており、何のために存在するのかもわからない貧弱な翼が醜く太った身体を強調していた。
*「ゲッ ヒャッヒャ!!」
不細工な顔から発せられる間抜けな笑い声と共にその口から燃え盛る火炎が噴き出される。
アルス「ラグレイさんが 危ない!」
しかし男は吐き出された炎にひるむことなく剣を構えると、意を決したようにその炎の中へと飛び込んでいった。
アルス「フバーハ!」
マリベル「バイキルト!」
すかさず二人は補助呪文を唱え、沸き上がる陽炎の向こうで繰り広げられているであろう一騎打ちの行方を固唾を飲んで見守る。
*「ゲヒャアアアアア!!」
直後、おぞましい断末魔に空気が揺れた。
マリベル「ど どうなっちゃったの……?」
アルス「……あれはっ!」
陽炎の消えたその向こうには、巨大な塊が地面に横たわっていた。
マリベル「あっ……!」
ラグレイ「…また 助けられてしまいましたな。」
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