過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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17: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/23(金) 23:56:04.22 ID:YeaCfPgp0
すっかり辺りは暗くなり、漁船アミット号の調理場は夕食の仕度で再び熱を帯びていた。

マリベル「はあ……。」

そんな中、鍋の中見を掻きまわしながら少女が大きな溜息をつく。

マリベル「…………………。」

コック長「お悩みごと …ですかな?」

思いつめた様子の少女に見かねた料理長が気を利かして優しい声で訊ねる。

マリベル「……ねえ コック長。コック長は 自分の将来を どうやって決めたの?」

コック長「わしですか? わしは 自分のやりたいことを やっているうちに こうなっただけですぞ。」
コック長「そのことで いろいろと 苦労はしましたが 後悔したことは 一度もありませんな。」
コック長「こうして 職場にも仲間にも 恵まれておりますしな。結局 自分の気持ちに 素直になれば それだけまっすぐな 気持ちでいられる ということですから 自然と 仕事にも力が入りますし なにより 幸せな気持ちで いられるわけです。」

そう言って料理長は体を逸らし自慢げに微笑む。

マリベル「ふーん……。」
マリベル「自分の気持ちに素直に…か。」
マリベル「…………………。」

少女は口を閉ざすと自分の胸に手を当て、ゆっくりと瞳を閉じる。

コック長「……マリベルおじょうさん?」

マリベル「ありがとうコック長。あたし 少しだけ 前向きになれそう。うふふ…。」

コック長「……そいつは 何よりです。」
コック長「さて それでは さっさと 準備を 終わらせましょうか。」

マリベル「ええ!」



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