過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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183: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/28(水) 20:07:41.92 ID:HiFRyoCx0

以上第6話でした。

ラグレイ「男ラグレイ 一生にいちどの
最後のお願いでありまする。」
ラグレイ「どうか みなさんと共に 私も
魔王と戦ったことに してくださいっ!

→[ いいえ ]

ラグレイ「ううっ そんなことを言わずに
どうか どうか お願いします。
神にちかって これで最後ですから。」

→[ いいえ ]

…………………

魔王討伐の凱旋でこのループをやった人は少なくないことでしょう。
ええ勿論わたしもです。

今回はそんな風にいつまでも自分の保身に徹するラグレイに試練を受けてもらいました。
もともと彼はどこから来たのかは知りませんが、
居づらいはずのメザレに自らの足で戻ってきてしまった以上、
自分の居場所が欲しいのなら正々堂々とありのままを告げるのが筋ってものです。
……なんて偉そうなことを言ってますが、人は誰しもどこかしらで嘘をついてしまうもの。
わたしも少しでも自分をよく見せようと見栄を張ってしまうことがたまにあります。

でも、実際そういう風に自分の体を嘘の鎧で固めていくと、いつか身動きがとれなくなってしまうものです。
きっかけは何であれ、その鎧を脱いで自分を曝け出すというのはとても勇気のいることです。
偽りの英雄が真の英雄に変わるとき。
それは自分の中の見栄やプライドに打ち勝つ勇気を振り絞った時なのかもしれませんね。


それから、この第6話のラストではアルスが自分の中でわだかまる旅の傷をマリベルと分かち合います。
主人公、つまりプレイヤーとしてのわれわれの思うことと、
実際にゲームの中で少年が思うことはやはりズレがあるとは思うのですが、
もし、自分が実際にあの中の世界の主人公ならとてもじゃないけど耐えられないでしょう。
それほどにドラクエ7は陰欝なエピソードが多いです。

だからこそこのお話では、本来語られることのなかった『少年』の思いを、少しでも代弁できればと思い書いてみました。

もちろん、それは少女マリベルとて同じこと。
普段は強気な彼女も本当は普通の女の子。きっと多感な少女にはいろいろと思うところがあることでしょう。
それでも彼女は弱音を吐きません。
何故ならばそれは彼女が自分で望んで少年について行ったからです。

理由は何であれ、自分がしたいからそうする。

そんな彼女がいたからこそ少年は旅を全うすることができたし、彼女自身も旅を続けてこられた。

第1話でわたしが表現したかったのはそういうことなのです。

…………………

少々臭い話をしましたが、お話はまだまだ序盤です。

◇次回はメザレを離れ、次なる地を目指して海へ出ます。
(けっこう短いお話です)

◇ノロウィルスに感染してしまいました。
下痢は収まりましたが発熱で正直PCの前に座っているのもつらいです。
私情で申し訳ないのですが、もしかすると明日はお休みいただくかもしれません……




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