過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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193: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/29(木) 19:14:55.48 ID:TT/hGofC0

アルス「…………………。」

マリベル「…………………。」

アルス「お似合いだったね あの二人。」

少年が昨晩の求婚を思い出して言う。

マリベル「二人って どっちよ?」

アルス「どっちも。」
アルス「突然だから まさかと思ったけどさ。」

マリベル「あたしから 言わせてみれば どっちも意外すぎたわ。」 

少年とは対称的に少女は“うんざり”といった顔をする。

マリベル「ニコラは 思い込みは激しいわ 甘やかしたら どっぷりで 何もしないわ の ダメ男だったし。」
マリベル「ラグレイは 見栄っ張りで 極度の 寂しがり屋。」
マリベル「メイドも あの女の人も よく 求婚する気に なったもんだわよ。」
マリベル「どっちも御免だわね あたしなら。」

完全にこき下ろしていた。

マリベル「ま あの意気地なしどもも これからは しゃんとするかもしれないけどね。」

アルス「あ はは……。」

久しぶりに聞いた少女の毒舌に少年はたじろぎ、明日は我が身かと戦々恐々とする。

アルス「手厳しいなあ。」

マリベル「あんたが 寛容すぎるだけよ。」

アルス「そうかな?」

マリベル「そうよ。間違っても あんたは あいつらみたいな 男になるんじゃないわよ。」

アルス「えっ はは……。」

マリベル「返事は?」

[ はい ]

マリベル「うふふっ。ならば よろしい!」
マリベル「さて そろそろ お昼ご飯の 準備してこなくちゃ。」

そう言うと少女は音もたてずに階段を下りていく。

アルス「はあ…… 飼い猫なのは どっちなんだろうなあ トパーズ。」

トパーズ「…………………。」

少年は足元でグルーミングをしていた三毛猫にそっと呟く。

トパーズ「……なー。」

なんとも言えない表情で少年の顔を見つめて猫は少年の足周りをくるくると歩き始める。

アルス「おまえも 甘えん坊だなあ。」

足元のそれを抱き上げて少年は茶化したように言う。

アルス「……ぼくも 大差ないのかな。」

トパーズ「な〜う。ぅぅぅ…。」

顔を近づけたら軽いパンチが飛んできた。




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