過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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200: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/29(木) 19:26:35.88 ID:TT/hGofC0

*「うわわわっ!」

しかし嵐との闘争は甲板の上だけではなかった。

風雨に晒されて揺れる船内では大量の積荷や道具が崩れないよう、
ありったけのロープや網でそれらを固定する作業に追われていた。

マリベル「ちょっと! レディに 体当たりするとは 良い度胸ね!」

体勢を崩してぶつかってくる飯番の男に少女が怒鳴りつける。

*「す すいませんっ! おわっ!」

マリベル「だああ! こっち くるんじゃないわよ! キャー! キャー!」

コック長「二人とも 落ち着きなさい!」

よろけふためく二人をなだめようと料理長が声を張り上げる。

*「は はひぃ……!」

マリベル「……今よ!」

揺れの弱まったタイミングを見逃さず、少女は再び縄を手に木箱を柱に括り付けていく。

マリベル「ふう…!」
マリベル「まさか こんな たいへんだなんてね…。あの ボロ船なら ほとんど空っぽだから こんなに 忙しくなかったのに!」

コック長「愚痴を言ってる 場合じゃ ありませんぞ!」

マリベル「ええ いそぎましょう!」


こうして漁船アミット号は今回の漁で初めての嵐に見舞われながれも懸命に耐え、
羅針盤だけを頼りに荒れ狂う闇の中を進んでいくのだった。







そして……






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