過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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209: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/30(金) 18:47:16.79 ID:KJrfrKrx0

海岸から吹き込む潮風が草原を渡り、町へと流れ込む。
心地よい日差しとそよ風の中、二人は近くにいた女性に声をかけられた。

*「いらっしゃい 旅の方。」
*「ここは ハーメリアの町。大洪水と老楽師の伝説が 語られる町です。」

アルス「こんにちは。アズモフ博士は いらっしゃいますか?」

*「ええ。たぶん ご自宅にいるかと 思うわよ。」

アルス「ありがとうございます。」

少年は礼を述べると少女と共に件の博士の家へと歩き出す。

マリベル「なんも変わりないわね ここ。」

アルス「それが 一番だよ。…っとと。」

扉の前までやってくると軽くノックし、中に呼びかける。

アルス「ごめんください! アルスです。アズモフ博士は いらっしゃいますか?」

しばらくすると扉が開き初老の男性が姿を現す。

アズモフ「やあやあ アルスさん いらっしゃい。」
アズモフ「話は 聞いてますよ! あの 魔王を 倒してくれたんですって?」
アズモフ「あれだけ止めたのに 本当に 倒してしまうなんて……。感謝してもしきれないほどですよ。」

アルス「いやあ そんな……。」

男の賛辞に少年はくすぐったそうにする。

アズモフ「それで 今日はどうしたんです?」

アルス「…じつは……。」

[ アルスは 事情を説明した。 ]

アズモフ「そういうことなら 大歓迎です。」
アズモフ「別に 私に 権利があるわけでも ありませんが きっと 町の皆も 喜ぶでしょう。」

アルス「ありがとうございます。それじゃ 早速 準備してきます!」

礼を述べると少年は一足先に元来た道を戻り始めた。

マリベル「……そういえば ベックさんは?」

気配のない部屋の中を覗き込みながら少女が尋ねる。

アズモフ「ベックくんは いま 一人で 山奥の塔に 調査に行っていますよ。」
アズモフ「なんでも 老楽師と共に 怪物と戦った 三人の旅人の話を調べるんだとか。」

マリベル「あら そう……。」



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