過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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211: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/30(金) 18:49:39.71 ID:KJrfrKrx0

*「寄ってらっしゃい 見てらっしゃい!」

*「新鮮な魚が いっぱいあるよ! 買わなきゃ損だよ!」

*「あんちゃん それ おひとついくら?」

*「こいつは 30ゴールドだよ!」

*「そっちは?」

*「こっちは 40ゴールドだ。」

*「じゃあ 両方とも おくれ。」

*「5ゴールド まけて おくよ!」

*「ありがとよっ!」

一行が商品を広げ始めた頃から辺りには次々と人が集まり、噴水のある広場は瞬く間に盛況で包まれた。

マリベル「はいはい お釣り5ゴールドね。」

*「マリベルちゃん これ ちょうだいな!」

*「ねえちゃん こっちも 頼むぜ。」

マリベル「はいはーい お待ちっ。」
マリベル「……い いそがしい! いそがしいわっ!」

お近づきにでもなろうとしているのか、男衆は競うように少女に注文して振り向かせようとする。

*「お兄さん これは?」

アルス「えっと 一匹15ゴールドです。」

*「うふふ。3匹下さいな。」

アルス「それなら 40ゴールドでいいですよ。」

*「ありがとうっ! あら お兄さん は……ハンサム……!」

若い娘や婦人たちも少年の端正な顔立ちに思わず見とれ、ついつい商品を尋ねて買ってしまう。

*「むっ これは……。」

ボルカノ「お客さん お目が高いね。そいつは サメの卵巣の塩漬けだ。」
ボルカノ「塩を抜いて天日干しにすれば なんとも言えない濃厚な 味になるんだ。」

*「実は うちのカミさんの 大好物でしてな。」

ボルカノ「そいつは 良かった。ただ ちょっと 値は張るぜ。」

*「いくらだい?」

ボルカノ「大まけして 一腹200ゴールドでどうだい?」

*「もう一声!」

ボルカノ「じゃあ 180ゴールドならどうだ。」

*「…………………。」

ボルカノ「なら 仕方ない。こいつは そんな安く 売れないぜ。」

*「ま 待ってくれ! 170ゴールドでどうだ!」

ボルカノ「もってけ 泥棒!」

*「ありがたい!」

漁師頭も流石は慣れているだけあって、客の心理をうまく汲み取り結構な値段で取引を成立させていった。
エスタードの漁師は漁の腕だけではなく、商いの腕も磨いていかなければならないのだ。



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