過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/30(金) 18:54:56.21 ID:KJrfrKrx0
少女が男の背中に思いっきり平手打ちをする。
*「うおっ!!」
強い衝撃を受けてたまらず男は目を覚まし、辺りをきょろきょろと見回す。
*「な なんだ いまのはっ!?」
マリベル「なんだ じゃないわよ! こんな昼間っから こんなところで 眠っちゃって!」
*「むっ 別にそんなの おれの勝手だろうに!」
*「なんなんだい あんたらは!」
突然の出来事に頭が混乱しているのか寝覚めが悪いのか、男は不機嫌そうにわめく。
アルス「ぼくたちは アズモフ博士のおつかいで あなたに用があるんです。」
*「ん? アズモフ博士があんたらに? …ってことは。」
アルス「これです。」
[ アルスは アズモフの伝言書を 男に 手わたした。 ]
*「ふむ……おお! こりゃあ 確かに アズモフ博士の伝言だ。」
*「仕方ねえ 仕事は仕事だ。」
そう言うと男は軽く足を延ばし、喉の調子を整えるように発声練習をした。
そして。
*「伝 令 だ −!!」
*「本日 日の沈む前に 広場に集まれ! 会議だ! か い ぎ !」
*「繰り返す! ほ ん じ つ 日 の 沈 む 前 に 広 場 に 集 合 !!」
それは突然の轟音だった。先ほどまで机に突っ伏していたとは思えないほどの声量に思わず三人は耳を塞ぐ。
アルス「うわっ!!」
ひとしきり叫び終わり男は三人に向き直ると“家を回る”と言ってさっさと走って行ってしまった。
アルス「び ビックリした……!」
マリベル「な なんて 大きな声なの!」
ボルカノ「わ……わははは。こりゃたまげた。」
残された三人はその後をぼんやりと見つめながらそれぞれに思ったことをそのまま口から零すのだった。
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