過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/30(金) 18:56:54.65 ID:KJrfrKrx0
夕刻、男の伝令のおかげもあってか町の広場には多くの人だかりができていた。
その中に混じって漁師の一行もいたのだが、周りの異様な雰囲気に唖然とする。
*「な……なんでみんな踊ってんだ?」
マリベル「あんの男っ! ……どうせ なんか変なこと言って 回ってたんじゃないの!?」
少女が男の“仕事ぶり”に腹を立て地団太を踏む。
アルス「まあまあ マリベル 一応こうして 人は 集まってくれたわけだし……。」
マリベル「でもっ! これじゃ 話が進まないどころか 始めることすら できないじゃないのよ!」
マリベル「キーッ! あの男 今度見つけたら とっちめてやるわ!」
少年がなんとかなだめようとするが当の本人は握り拳を作って正拳突きの構えを取っている。
そこへ会議の招集を依頼した男がやって来て少年に訊ねる。
アズモフ「アルスさん! これは いったい どうしたことでしょう!?」
アルス「は……ははは。ぼくたちが 聞きたいくらいです。」
マリベル「ちょっと 博士! あの伝言係の男 ちっとも仕事できてないじゃないの!」
マリベル「会議のための集会だってのに みんな 舞踏会かなんかとでも 思ってるのかしら!」
アズモフ「おかしいですね……確かにあの紙には会議のためにと書いたはずなのに。」
学者の男が顎に手を添えて考え込んでいると、そこへ先ほどの伝言係の男が血相を変えてやってきて言った。
*「アズモフ博士! 面目ない! どういうわけか 途中から 口伝いで 違う話とすり替わっちまったみたいなんだ!」
マリベル「なんですって!? あんた そんなこと言って 責任逃れするつもりじゃないでしょうね!」
博士の代わりに少女がその間に割り込んで男の胸倉に指を突き立てる。
*「いやいや おれは これでも 自分の仕事には 誇りをもってやってんだ! 嘘は言ってねえ!」
少女の剣幕に圧倒されつつも男は両手を振って全力で否定する。
マリベル「……ふんっ まあいいわ。まずは この状況をなんとかしないと 話が始まらないんだからさ。」
マリベル「あんたの バカでかい声で なんとかならないの?」
*「さすがに これだけの喧噪じゃ おれの声も通るかどうか…。」
ボルカノ「ものは 試しだ。 やってみてくれ。」
*「……わかった。」
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