過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/31(土) 15:26:32.35 ID:OqFe7abd0
アルス「よいしょ……ふんっ!」
雲の切れ間から柔らかい日差しが差し込む穏やかな昼下がり。
少年は日課である甲板の掃除をしていた。
アルス「ふぅ〜。さすがに 嵐の後は一回だけじゃ キレイにならなかったか〜。」
先日の嵐を受けて手分けしてしっかり掃除したつもりだったが、やはりところどころに磨き残して潮のこびりついた痕が残っていた。
アルス「…はあ……。」
ふと手を止めて額の汗を拭う。
心地よい風が頬をくすぐり床磨きで火照った身体を少しずつ冷やしていく。
アルス「……ん?」
目を凝らしていると遠くの空に向かって不思議な光が昇っていくのが見えた。
アルス「あっちの方角は たしか……。」
マリベル「どうしたの?」
なにかを思い出そうとする少年に後ろから少女が話しかける。
アルス「ああ マリベル あっちの方で 光が昇っていったんだ。」
マリベル「あっち? あっちって 確か 飛空石でしか行けない場所じゃなかった?」
アルス「そうだ! 大賢者のいたところだ。」
マリベル「ふうん。あの賢者が なんかしたのかしらね?」
アルス「……なんだろうね。邪悪な感じは しなかったけど。」
マリベル「あの賢者って 結局 何者だったのかしら? 神が死んだ時代から ずっと あそこで 暮らしていたかしらね。」
アルス「ほこらの隣に たくさんのお墓があったよね。」
アルス「もしかしたら 一族でずっと 代々 あそこに暮らしていて ぼくらが来るのを 待ってたのかもね。」
マリベル「だとしたら ユバールにしろ その賢者にしろ 本当に難儀な人たちよね。
いつ来るかもわからない 人たちを待って 永遠と 使命のために 自分たちの生活を犠牲にしなくちゃ ならないなんて。」
マリベル「あたしなら まっぴらだわよ。」
アルス「でも そういう人たちがいたからこそ ぼくたちの旅は 成就したんだけどね。」
マリベル「わかってる。ちゃんと 感謝はしてるわ。」
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