過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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295: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/03(火) 12:16:34.83 ID:XE7nrcf00

ボルカノ「おう 待たせたな お前たち!」

*「船長!! みんな おかえりなさい!」

翌朝、朝食後すぐに宿を後にした一行は仲間の待つ船まで戻って来ていた。

*「首尾はどうでした?」

ボルカノ「締約については ほとんど 問題なかった。じきに ここにも 船着き場を 作ってくれるとよ。」
ボルカノ「もともと 争いとは無縁な町だから やっぱり 他所の船を守るチカラはないって 話だったけどな。」

*「そうですか。」

*「……あの 妖精のネエちゃんは どうしたんです?」

銛番の男が少年たちを見回して尋ねる。

アルス「無事 問題を解決したので 世界樹のところへ 帰りました。」

*「そうか アルスたちも ご苦労さんだったな!」

*「ところで そっちの あんちゃんは……。」

漁師の一人が少年たちの後ろに立つ青年に気付いて声をかける。

サイード「砂漠の民の サイード と申します。」
サイード「世界を旅している途中ですが 訳あって この町で アルスたちと再会しました。」
サイード「この度は ボルカノ船長のご厚意で 次の地まで ご一緒させていただくことに なりました。」
サイード「みなさん どうぞ よろしくお願いします。」

漁師の疑問に答えるように青年は乗組員たちに挨拶をする。

*「こりゃまた 礼儀正しそうな あんちゃんだ! おれたちは この船で漁師をやってるもんだ。一つ ヨロシクな!」

*「ぼくは この船で コック長と共に みんなのご飯を作ってる飯番です。どうぞよろしく!」

サイード「よろしくお願いします。」

それぞれが自己紹介を終えたところで船長が号令を出す。

ボルカノ「よし! あいさつはそれまでにして そろそろ出発するぞ!」

*「「「ウスッ!!」」」

*「全員乗ったか! 錨を上げるぞ!」

*「おう!」

船員たちの掛け声と共に海中から錨が引き上げられ、
新たな仲間を加えた漁船アミット号はゆるやかな東の風を受けて再び大陸間の海域を滑り始めたのだった。




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