過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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308: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/03(火) 12:29:59.53 ID:XE7nrcf00



アルス「ごめんくださーい……。」



*「まあ 救い主さま!」



少年はこの砂漠の族長の屋敷やとやって来ていた。

*「少々 お待ちくださいませ。すぐに族長さまを お呼びしますわ。」

突然の来客にもかかわらず、使用人はすぐに奥へと取り次いでいった。



族長「これは これは 救い主さま ようこそ再びこの砂漠においでくださいました。」



しばらくして二階から立派な髭を蓄えた老人が現れた。

アルス「こんばんは 族長さん。こんな 遅くに申し訳ありません。」

族長「何を おっしゃいますか。われわれ 砂漠の民 心よりお待ちしておりましたぞ。」

アルス「ははは…… ありがとうございます。ところで 今日は お願いがあってまいりました。」

族長「ええ ええ 救い主様の お願いとあれば なんなりと。」

そう言って老人は立派な白髭をさする。

アルス「実は 今回 一塊の漁師として この村に来たのですが 今日の昼頃に獲れた 海の幸を 明日の朝から 村で売りたいと思っているのですが……。」
アルス「許可をいただけないでしょうか。」

族長「それはなんと ありがたいお話でしょう! 是非とも お願いします。村の者も きっと 喜ぶでしょう。」

アルス「ありがとうございます! それから これはもう一つの お話なのですが…。」

族長「はい なんでしょう?」

アルス「今回の旅の目的は 漁以外にもありまして…。ぼくの島の王の書状を 預かっているんです。」
アルス「明日また 改めてお伺いしますが その書状に 目を通していただきたいと 思いまして……。」

族長「ふうむ… そうでいらっしゃいましたか。それならば もしかすると 私などよりも 女王陛下の方が お渡しするには よろしいかと。」

アルス「あっ そうでしたね…! すいません。」

族長「いいえ 滅相もございません。」

バツが悪そうに頭を掻く少年に老人は朗らかに笑ってみせる。

アルス「あ それと…… 厚かましいようですが わがままを一つ 言ってもよろしいでしょうか?」

族長「どうぞ 遠慮なさらず おっしゃってください。私にできることであれば なんでも お力添えいたしますぞ。」

アルス「…その……。」




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