過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/04(水) 19:14:36.76 ID:NuDoDGza0
マリベル「はい とうちゃく〜。」
ものの数秒で目的地へとやってきた三人だったが、見れば青年の様子が優れないようだった。
サイード「うっ… 足が……。」
よろよろとその場にしゃがみ込む。
アルス「大丈夫?」
サイード「あいかわらず すごい 呪文だな ルーラというのは。」
マリベル「なによ なっさけないわね〜。これくらいで フラついてるようじゃ この先 やってけないわよ?」
サイード「……善処する。」
アルス「今度 教えてあげるから それで 慣れればいいよ。」
アルス「さて……。」
気を取り直した一行は村の入口から中の様子を探る。
マリベル「…………………。」
サイード「何か 聞こえるか?」
アルス「……妙に 静かだね。」
マリベル「それも 怖いくらいに…ね。」
村の中はどうにも不気味な静寂に包まれていた。
魔王が倒れ、世界中の町や国で人々が喜び、祝っているこの中で、
この村だけは時間の中に閉じ込められているかのような険悪な雰囲気と殺気に満ち溢れていたのだ。
それもそのはず、このレブレサックという村は過去に村人のために尽くした神父を誤ってなぶり殺しにしようとした歴史を、
後の世の村長が魔物に化けた旅人の仕業とし、魔王が復活したと聞いたそばから他所から来たものを排斥してきたのだ。
そして現在、少年たちの前に広がる静寂は魔王が倒されたという情報が伝わっていないという何よりの証拠だった。
アルス「……行こう。」
マリベル「待ちなさいよ。なにか 罠が 仕掛けられているかもしれないわよ?」
村の中へと入っていこうとする少年を少女が引っ張り戻す。
サイード「この村に 知り合いはいないのか?」
アルス「いるには いるけど……。」
マリベル「ちびっこたちと 木こりのおじさん だけだもんねえ。」
サイード「ほかは ダメなのか?」
アルス「…………………。」
少年たちは最初から大人には期待してなどいなかった。基本的によそ者を毛嫌いする上に村長など以ての外だったからだ。
アルス「でも まずは 誰かに 話を聞かないと 始まらないね。」
サイード「むっ 誰か来るぞ…っ。」
マリベル「隠れるのよ!」
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