過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
1- 20
530: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/09(月) 21:06:15.60 ID:3FxrOVId0

アルス「誤解だよ! ひきょうだよ!」

マリベル「うふふ。冗談よ。」

アルス「ほっ。」

マリベル「でも 変なのよね〜。いつも 鞄にしまってある に……っ!」

アルス「えっ?」

マリベル「なんでもないわっ。」



アルス「もしかして 航海日誌のこと?」



マリベル「な なんで あんたが それを 知ってるのよ!」
マリベル「あっ さては あんた あれ 読んじゃったわけっ!?」

口に出すまいと思っていた物をピタリと当てられ、少女は困惑と同時に少年にさらなる疑惑の目を向ける。

アルス「い いやいや 決して読んでないから! 本当だから!」

“一文を除いては”とは死んでも言えなかった。

マリベル「嘘おっしゃい! じゃあ 何で あれの中身が 航海日誌だなんて わかるのよ!」

アルス「い いや なんとなく……。」

実際事細かに内容を見たわけではないので厳密にはあれが航海日誌だったのかはわからない。
ただ、それらしき何かと思って口に出しただけだったのだが。

マリベル「う 嘘よね…!?」
マリベル「ま まさか よりにもよって あんたに 見られるなんて……!」

そう言って少女は頭を抱えてしまう。

アルス「ま マリベル落ち着いて!」



マリベル「ふ ふふ…… ビッグバンと ジゴスパークと マダンテ どれがいいかしら……?」



トパーズ「……!」

必死に少年がなだめるも少女は世にも恐ろしい選択肢をずらずらと並べていく。
そんな少女からあふれ出る不吉な雰囲気に思わず猫が飛び退く。

アルス「……本当に 読んでないって。」

またかと思い少年は半分自棄になって言う。

マリベル「…………………。」

アルス「いいよ もう どれでも 好きにすればいいじゃないか。」



マリベル「……信じてあげる。」



しかし少女から返ってきたのは意外な言葉だった。

アルス「え……。」

マリベル「その代わり 本当にあの後 どうしたのか 詳しく話してちょうだい。」

アルス「…………………。」
アルス「わかった。」

本当のことを話すべきか少しだけ迷った少年だったが、
真実を知りたいという少女の意を汲んで昨晩あったことを話し始めたのだった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1492.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice