過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/09(月) 21:11:45.13 ID:3FxrOVId0
アルス「ひぃ ひぃ……。」
マリベル「ふぅ ふぅ……。」
マリベル「なんてことなの! あれだけ あった 魚が 飛ぶように売れたわ…!」
少女の言葉通り、町の中心に並べられた大量の魚は噂を聞きつけた住人たちによってあれよあれよという間になくなり、
今ではカツオの切り身ぐらいしか残っていない。
アルス「すごい 盛況だったね!」
ボルカノ「まさか ここまで 売れるとはな……。」
船長や漁師たちもあまりの客の殺到具合に少し引き気味。
マリベル「しっかし 魔王が現れたとかいって みんな 家の中に ひきこもってたっていうのに いなくなったとたん こんなに活気づくなんてね……。」
少女が辺りを見回して言う。
確かに町の中は依然とは比べられないほどに活気づいていた。
町の中を歩く人々の顔も明るく、どこか楽しそうに見える。
アルス「それだけ 抑圧されていたってことだろうね。」
マリベル「ま おかげさまで きれいに売れたし あたしたちから言わせれば 文句はないんだけどね。」
少女の言うようにいつの間にか木箱の中はゴールドでいっぱいになっていた。
普段のアミット漁でもこれほどの利益をあげることはなかなかできないためか、漁師たちもホクホク顔で頷いている。
ボルカノ「それで これから どうするかだ。」
ボルカノ「思ってたよりも 要件が 早く片付いちまったし 午後は 解散しようと思うんだが。」
マリベル「ああ それなら あたしは ちょっと 王さまに会ってこようかしら。」
ボルカノ「ん? どうしてだい?」
少女の突然の言葉に船長は思わず首をひねる。
マリベル「この町のこととか 王さまに 先に報告しておいた方が 安心して 航海が続けられると思いまして。」
アルス「ぼくも 行こうか?」
マリベル「ダメよ。あんたは ここで みんなに 漁のことを 教えてもらってなさい!」
アルス「わ わかったって……。」
ボルカノ「助かるぜ マリベルちゃん。」
マリベル「うふふっ お任せくださいな。」
アルス「…………………。」
本当は少しでも一緒にいたいという気持ちを抑えて少年は黙り込む。
マリベル「…ふっ……。」
そんな少年の気持ちに気付きながらも、少女は少年の漁師としての向上のために心を鬼にするのだった。
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