過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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584: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/11(水) 19:22:19.66 ID:LLGD6zi70



*「おっ いま アルス ちょっと 期待してただろ。」



食べ物を飲み込んだからなのか、はたまた別の何かなのか。
喉を鳴らした少年を漁師の一人が茶化す。

アルス「えっ そ そんなこと ありませんよっ!」

マリベル「……スケベ。」

アルス「ご 誤解だよ!」

ボルカノ「わっはっは!」

*「がっはっは!」

コック長「まあ 宿は取れないが 温泉は しっかり 入らせてもらおうかね。」

*「そうですよ! ここまで来たのに もったいないですって!」

*「あとで 行こうぜ。」

*「メモリアリーフの人たちも いるかもな。」

*「バカ それが 狙いよ ぐっへっへ。」

顔を赤くする少年と少女を差し置いて他の乗組員たちは非常に楽しそうにこのあとの話をしている。

マリベル「……あんたも 行ってくれば?」

アルス「えっ?」

マリベル「あたしは 我慢するけど あんたは 平気なんでしょ?」
マリベル「遠慮しないで 行ってきなさいよ。」

アルス「…うーん……。」

決して少年の目を見て話そうとしない少女を見ながら少年は迷っていた。
確かに彼女の言う通り自分が気にすることはないので漁師たちについて行っても何ら問題はないのだが、
少女残して自分だけ楽しんでしまうのも何かが違う気がしていた。

アルス「まあ 考えとくよ。」

結局少年はそれだけ言ってお茶を濁すしかなかった。

マリベル「………はあ……。」

アルス「…………………。」

喧噪の中に紛れて吐き出されたため息を少年は聞き洩らさなかった。




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