過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
1- 20
610: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/12(木) 19:20:48.00 ID:/ZAUKCR40



マリベル「アルス。」



昼下がり、食堂にある自分のハンモックで休憩をとっていた少年は少女に呼ばれる。

マリベル「お茶にしない?」

アルス「えっ うん……。」

ゴロリと寝返りを打って少年は声の方に振り返る。

何やら爽やかないい匂いが漂ってきた。

アルス「よっこらせ。」

マリベル「はい コレ。」

そう言って席に着いた少年に少女は揺れに強い大きめのコップを手渡すと、ポットの中の液体を半分ほど注いでいく。

アルス「あれっ これって……。」

マリベル「昨日のうちに コック長たちが 買ってきたんですって。」

アルス「スウー……はー……。いい香りだね。」

コップの中からは眠気を吹き飛ばすような透き通った香りが立ち上っている。

マリベル「ふー…ふー……。」
マリベル「…っ! あちち……。」

揺れる船内で熱いものをすするのはなかなか以て難しいものがある。
少女は運悪く口の中に予定より多めの量が入ってきてしまったらしく目をぎゅっとつぶった。

アルス「…ふふ ははは……。」

その様子がどうにもおかしく少年は思わず笑いをこぼす。

マリベル「な なによ……。」

アルス「いや かわいくて つい。」

マリベル「むっ また 調子いいこと 言って。」

アルス「…ふふふ。」

そうやってムキになる姿が余計愛おしくなり、少年の目はだらしなく垂れさがる。

マリベル「…なんて顔してるのよ……?」

そんな様子に少女も怒る気が失せ、ため息をつきながら次の一口をすする。



マリベル「……あっ。」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1492.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice