過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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620: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/12(木) 19:40:27.25 ID:/ZAUKCR40

マリベル「うーん……。」

少年たちが酒場で語らっていた頃、少女もまた入浴を済ませてベッドに横になっていた。

マリベル「なんだか ベッドが 懐かしいわー。」

とは言ってもせいぜい二日ぶりにすぎないのだが、
エンゴウで宿に泊まれなかったという悔しさから少女は全身でベッドの柔らかさを味わうのだった。

マリベル「…………………。」

うつ伏せに寝転がり枕を胸に抱きながら少女はなんとなく昼間少年と交わした会話を思い出す。



“そんなに 長い漁やるの?”



“……わからない。前と比べて 漁場が近くなったから すぐに帰ってこられると思うけど。”



“じゃあ すぐに帰ってきて あんたが やれば いいのよ。”



マリベル「すぐに帰ってくる か……。」

少年はああ言っていたが、実際漁は魚が獲れるまで帰ってこないこともある。
さすがに積荷が尽きれば帰らざるを得ないのだろうが、こればっかりはその時の漁獲次第。
いくら目当ての魚が近くでとれるようになったからと言って毎日が日帰りというわけではない。
時には一週間以上航海することもあるのだろう。

マリベル「どうしよう あたし……。」

少年の帰りを待つ間、家でじっとしていろべきなのか。
現にフィッシュベルの漁師の妻の多くはそうして夫の帰りを待っている。例えばあの少年の母親もその一人。



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