過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/13(金) 20:20:15.04 ID:ZKa88jEr0
マリベル「まったく 急にいなくなるから ビックリしちゃったわよ。」
それからランキング協会で無事首位を取り戻した少女と少年はその日の夜、少年の父親とリファ族の長を交えて食堂で夕飯を摂っていた。
アルス「だから ごめんってば。」
ボルカノ「あの時の マリベルちゃんの 慌てようったら そりゃ お前……。」
マリベル「ボルカノおじさまっ!」
ボルカノ「おっと こりゃ 余計な一言だったか。」
そう言って少年の父親は頭を掻く。
セファーナ「フフフ。」
マリベル「…でも 本当に 何にもなかったのかしら?」
少女は腕を組んで考え込む。
アルス「うん?」
マリベル「だって 悲鳴が聞こえたのよ?」
マリベル「それなのに 何にも 起こらなかったなんて やっぱり 変だわよ。」
アルス「きっと 誰かが 何かを 見間違えたんだよ。」
少年は少しだけ微笑んで言う。
マリベル「…………………。」
マリベル「まあ いいわ。」
マリベル「ごちそうさま。今日はさっさと 寝ちゃおうかしらね。」
そう言って少女は立ち上がる。
アルス「うん それがいいよ。」
それに続いて少年も立ち上がると再び少女の腰を支える。
マリベル「い いいってば アルス……。」
その手を少女は振り払おうとするが。
アルス「いいから。」
そう言って少年は聞かなかった。
マリベル「…もう…… わかったわよ。」
アルス「それじゃ 先に上に行ってます。おやすみなさい。」
少女が抵抗をやめたところで少年は残る二人にそう告げて歩き出す。
セファーナ「……いいですね。」
するとリファ族の娘が不意に言葉を漏らす。
マリベル「えっ?」
セファーナ「なんだか お二人を見てると わたしも そろそろ 結婚を考えようかなって 気になってしまいます。」
そう言って娘は少しだけ赤く染まった頬を隠すように手を当てている。
アルス「……!」
マリベル「ちょ ちょっと セファーナさん!?」
セファーナ「あ ごめんなさい。体を冷やすといけませんから 早く お風呂に入った方が いいですよ。」
たじろぐ二人を置いてけぼりにして、娘は二人の背中をそっと押す。
アルス「……行こうか。」
マリベル「……ふんっ。」
そうして少年に促されて歩き出した少女は、そっぽを向きながらも少年の手を剥さないのだった。
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