過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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688: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/14(土) 18:31:21.67 ID:I8BPs1sh0



マリベル「…………………。」



魔城跡で激しい戦いが繰り広げられている頃、
部屋で一人休んでいた少女は先ほど少年の本当の母親から聞かされた話を思い出していた。

…………………

“あの子は… アルスは 本当は 私と シャークアイの子供だったのです。”

“それが コスタールが魔王に 封印されて程なくして 私のお腹の中から消え
水の精霊さまの加護によって 未来のエスタード島に託されたと 海底王さまは おっしゃっていました。”

“私たち 水の精霊のチカラを受け継ぐ 一族の長は 代々 体に 精霊の紋章を 身体に宿すと言われておりますが……。”

“あなたも 見たのでしょう。あの子の 腕にアザがあるのを。”

“夫の話では あの子が 水竜の剣を掲げた時 夫に宿っていた 半分の紋章が あの子に宿り 完全な形になったと言います。”

“それは紛れもなく あの子が 私たち一族の血を引いている証……。”

“そして あの子の顔を見た時に持った 不思議な感覚……。”

“私のは直感でしたが 夫は確信したようです。”

“……あの子こそが 私たち夫婦の 失われた 光だったと。”

“でも このことは あの子と 私たち夫婦の秘密……。”

“あの子には 大切に育ててくれた 両親がいます。”

“私たちが できなかったことを 代わりにしてくれた……。”

“…あの子は 夫の跡ではなく ボルカノさんの跡を継ぐことを 選びました。”

“残念と言えば 残念ですが それはあの子が決めること。何も してあげられなかった 私たちが 決めることではありません。”

“……私たちは あの子の決めた道を 陰ながら 見守ることにしました。”

“それが 私たちにできる 唯一の親としての務め。”

“きっと あの子なら どんな世界でも 立派に生きていける。私たちは そう 確信しています。”

…………………




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