過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/14(土) 18:33:04.34 ID:I8BPs1sh0
シャーク「すまない アルスどの。」
戦いを終えた少年と本当の父親は海賊たちの手当を終え、ようやく落ち着いて会話を始める。
アルス「いえ 間に合って 本当に良かったです。」
シャーク「あのままでは 確実に 全滅していただろう。情けないことだ……。」
アルス「…むしろ これほどの数を相手に 生き残れた方が 不思議なくらいです。」
シャーク「うむ。我が一族の中でも 選りすぐりの戦士たちを 集めたのだったが……。」
シャーク「また アルスどのに 助けられてしまったな。」
アルス「いいんです。ぼくにできることは これぐらいしかありませんし……。」
シャーク「はっはっは! 何を言うか! 命を助けられてこれ以上 何をしてもらえと 言うんだ。」
シャーク「心から 礼を言わせてもらうよ。」
総領は高らかに笑うと少年の肩を叩く。
アルス「は ははは……。」
少年は照れ隠しをするように笑って頭を掻く。
シャーク「さて どうやら 魔物はすべて片づけたようだし そろそろ 帰るとするか。」
アルス「地下は やっぱり 崩れて 埋まってたみたいですね。」
シャーク「どうも それが 幸いしたようだ。」
シャーク「もし 地下の魔物まで 襲ってきていたら 今頃 我々は 髪の毛一本残っていなかっただろう。」
総領は腕を組んで何度も頷く。
アルス「この上は どうなっているんでしょう。」
シャーク「どうやら 上にはもう 何もいないようだ。」
シャーク「仲間が何人か 調査に行ったのだが 何の気配も 感じられなかったそうだ。」
アルス「そうですか……。」
シャーク「では 行くとしようか。みなも 待っているだろうしな。」
*「「「おおっ!」」」
総領は海賊の戦士たちに合図を送ると、辺りを警戒しながらゆっくりと地上へ降りていく。
遂に誰もいなくなった城内からは、ただ血と死臭の混じった戦場の匂いだけが立ち込めていたのだった。
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