過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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70: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/25(日) 11:38:07.09 ID:egR44K5f0

落ち着きを取り戻した船の上では甲板に散らばった魔物たちの残骸が処理され、今度こそ網を引く時がやってきた。

ボルカノ「よし 網をひけー!」

*「「「せーのっ!」」」

漁師の掛け声とともにリズム良く網が引き上げられていく。

アルス「ふんぬっ!」

マリベル「そーれっ!」

少年と少女は作業着を汗で濡らしながら一心に網を引いてゆく。
いくら巨大な魔物を吹き飛ばす力があるとはいっても、二人にとってそれが重労働であることには変わりなかった。

*「お 網が見えてきたぞ!」

アルス「くぅ… お 重いぃい!」

ボルカノ「しっかりしろ アルス。そんなんじゃ 獲物は 引き上げられないぞ!」

アルス「は はい!」

父親の檄を受け、少年の全身に力が入る。
なんとか網全体を引っ張り上げると、そこには見たこともないような奇怪な魚たちがかかっていた。

ボルカノ「ふむ まあまあ だな。」

*「お目当ての奴も それなりに 入っているし ひとまずは 成功ってとこですかね。」

マリベル「しかし ずいぶん 薄気味悪いのが 入っているのね。」
マリベル「これなんて ぶにぶにしてて 気持ち悪い……。」

ボルカノ「わっはっはっ。深海の魚ってのは 変わったやつが 多いんです。」

曰く、以前少年たちが旅をしていた際にも何度かこの海域で漁をしたことがあったそうだが、
その時の収穫を島に持ち帰っても皆気味悪がって誰も買い付けなかったのだとか。

しかしコスタールで味わったように、見た目は少々難ありでもコクのある味わいが楽しめるとあれば
今まで食わず嫌いしていた人たちも食べるようになるであろう。

そんな思惑から漁師たちは獲れた魚たちをすべて処理することにしたのだった。



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