過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/17(火) 23:05:29.35 ID:Gbhcinl20
コック長「それで あちこち 町中を探しまわったのですが……。」
マリベル「結局 見つからなかったのね……。」
程なくして合流した料理長は冴えない顔で目を閉じる。
コック長「お役に立てずに 申し訳ありませんな。」
マリベル「しかたないわ。きっと あの子も 移動しているだろうし……。」
マリベル「……遠くに 行ってないといいんだけど。」
少女もまた不安そうに彼方を見つめる。
アルス「町の外へ 出てみる?」
マリベル「警戒心が強くはないとはいっても あの子も ネコよ。」
マリベル「知らない土地で 下手なことは しないはずだわよ。」
少年の提案に少女は首を横に振る。
マリベル「とにかく 手分けして もう一回 町の中を 探してみましょうよ。」
アルス「……わかった。」
マリベル「それじゃあね みんな あたしたち 行ってくるわ。」
*「…………………。」
*「何言ってんです マリベルおじょうさん。」
去ろうとする少女を漁師の一人が呼び止める。
マリベル「えっ?」
*「あいつも オレたちにとっちゃ 大切な 船員なんです。」
*「そうですよ! おれたちも いっしょに 探しますよ!」
*「一人より 二人。二人より 三人。三人より 全員だ!」
*「こう見えても おれ 狭いところまで 入っていけるんですぜ。」
*「こうなったら あいつの好きな 美味しい エサで おびきよせて あげますよ!」
マリベル「みんな……。」
ボルカノ「……決まりだな。」
アルス「……父さん!」
ボルカノ「よーし お前ら これから 三毛猫探しを 始める!」
*「「「ウスッ!」」」
ボルカノ「万が一 進展がなくても 日が沈むまでには 宿に 集合するように! いいな!」
*「「「ウスッ!!」」」
マリベル「みんな ありがとう!」
マリベル「…よーし それじゃ 行くわよー!」
マリベル「待ってなさい トパーズ! 必ず 連れ帰ってみせるからね!」
蜘蛛の子を散らしたように走り出した漁船アミット号一行は町の隅から隅まで怪しい所を探し始めた。
雲一つない青空の下、握り拳と共に響き渡った鬨(とき)の声は果たして迷子の三毛猫に届いたのか。
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