過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/18(水) 19:38:16.98 ID:NwVM2m3w0
アルス「マリベルは 泉にいきなよ。」
教会で浴巾を借り、表へ出てきたところで少年が気を利かせて言う。
マリベル「あら どうも。でも 最初から そのつもりよ?」
アルス「は ははは… ごめんごめん。」
彼女にとっては、もとい誰がどう見てもそうなることは明らかだったのだが。
ボルカノ「もう 急がなくていいから ゆっくり 入ってきな。」
マリベル「はーい。ありがとう ボルカノおじさま。」
アルス「むむむ……。」
あいかわらず父親には愛想の良い少女に少しだけ抗議の目線を送るも
当の少女はまったく意にも介している様子はなく、さっさと奥の祠へと入って行ってしまった。
アルス「……さてと 入ろっか 父さん。」
ボルカノ「おう。」
少女がいなくなったのを見計らい、二人は着替えて湧き水の中へと入っていった。
アルス「うー……。」
ボルカノ「けっこう 冷たいな。」
汗ばんだ身体は既に冷え始め、水の冷たさにはもはやありがたみなど感じられなかった。
アルス「さっさと 体をふいて 出よ……。」
ボルカノ「だな。」
山の上に吹き付ける風が、ただでさえ低い気温の中、二人の体温を奪っていく。
アルス「ほこらの中は 温かいんだろうなあ。」
ボルカノ「だろうな。」
そう言って少年は少女の入って行った祠を恨めしそうに見つめる。
アルス「…………………。」
ボルカノ「…………………。」
アルス「…さて そろそろ 出ようかな。」
身体を洗い終え、着替えを手に取ろうとした時だった。
ボルカノ「アルス お前のアザ 光ってないか?」
アルス「えっ?」
父親に言われふと目をやると確かに腕の痣がどこか淡い光を帯びているように見えた。
ボルカノ「……まだ 何か お前には 大切な役目が 残っているのか?」
アルス「……わからない。なんでだろうね。」
アルス「あっ……。」
そんな会話をしていると次第にその光は弱まり、元の真っ黒な紋章へと姿を戻してしまった。
アルス「……なんだったんだろう?」
アルス「…くしゅんッ!」
不思議そうに腕を眺めていた少年だったが、寒気から大きなくしゃみを一つ。
ボルカノ「さて カゼひかねえうちに 上がるか。」
アルス「ズビ……うん。」
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