過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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824: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/18(水) 19:59:12.06 ID:NwVM2m3w0

アルス「マリベル。」

しばしその様子を眺めていた少年だったが、ふと思い立ったのように自分の垂れ飾りを外すと少女の名前を呼んだ。

マリベル「なーに?」



アルス「はい。」



マリベル「えっ……?」

アルス「これは きみが持っていて。」

そういうと少年は少女の首に腕を回し、自分の持っていた両親からの贈り物を少女につけた。

マリベル「だ だってこれは あんたの……。」

アルス「ぼくなら 大丈夫。もし きみの言う通りなら この紋章と 人魚の月が ぼくを 守ってくれる。」
アルス「それに……。」

マリベル「…………………。」

アルス「きみが持ってれば 離れてても ぼくたちは つながっていられるから。」

少年は少女を優しく抱きしめ、その耳元にささやく。

マリベル「アルス……。」

アルス「ぼくにとっては 母さんの 形見だけど…。」
アルス「よかったら それで ぼくのことを 思い出して。」

マリベル「…………………。」
マリベル「……ばかね。」

少女はクスッと笑うと少年の左胸をゆっくりと押す。

マリベル「あたしは いつでも ここにいるわ。」

アルス「マリベル……。」

マリベル「ねえ アルス。」

アルス「なんだい?」

マリベル「フィッシュベルに帰ったらさ……。」





マリベル「パパとママに 会ってよ。」







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