過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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827: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/18(水) 20:03:42.59 ID:NwVM2m3w0

マリベル「…………………。」
マリベル「……ひっ ……ひっ……。」

アルス「あっ ま マリベル!?」

マリベル「ひっく… ひっく……。」
マリベル「ぐすっ…… そんなの…… 最初から きまってるじゃない!!」
マリベル「ふ… つつか者ですが…… よろしく おねがいします……。」

アルス「…………………。」
アルス「は ははは……。」
アルス「マリベル それ ぼくのセリフじゃない?」

マリベル「んなっ なによ…… あるすのくせに なまいきよ……。」

聞きなれた憎まれ口には、いつもの凄みなど微塵もなかった。

アルス「ごめんごめん。」

少年は微笑み少女の涙をぬぐうとそのまま少女の背中と膝に腕を回して持ち上げる。



アルス「よっと。」



マリベル「わっ…… あ アルスっ!?」

アルス「今日は いっしょの ベッドで 寝よっか。」

マリベル「えっ で でも みんなに見られちゃうわっ。」

アルス「……かまうものか。」

マリベル「あ うう… もう……。」

アルス「さ 行こうか。悪いけど ドアだけ 開けてくれないな。」

マリベル「わかったわよう……。」

そうして二人は灯りの消えた宿屋の中へと入っていくのだった。

空には船出の日と同じようなまん丸の月がちょうど夜空のてっぺんで優しい光を放っている。
満月に始まったこの航海も、一月の時を経て満月の夜に終わりを迎えようとしていた。
そして満月の夜に確かめ合った男女の愛は再び満月の夜に実り、この夜空の下、二人は晴れて結ばれたのだ。



だが二人は知らない。



少年の腕に宿った紋章が光輝いた本当の理由を。





そして……




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