過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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834: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/19(木) 19:30:35.42 ID:lJAdciEW0



マリベル「…うう……。」



*「気が付いたかい?」



マリベル「…アルス……?」

アルス「ずいぶん うなされてた みたいだけど 大丈夫?」

マリベル「う ううん……。」
マリベル「あれ? みんなは……。」

少年に起こされた少女は辺り見回す。どうやらこの部屋には少年と自分しかいないようだった。

アルス「エントランスで 待ってるよ。」

マリベル「そう……。」

少女はため息をつくと額の汗を拭う。

アルス「いやな 夢でも みたの?」

マリベル「……わからない。」

アルス「動けそうかい?」

マリベル「……ええ 大丈夫よ。」

心配そうに顔を覗き込む少年にそう告げると少女は立ち上がり伸びをする。

アルス「はい タオル。」

マリベル「ありがと。」
マリベル「着替えるから 先に行っててちょうだい。」

アルス「わかった。」

マリベル「…………………。」

扉が閉じられたのを確認すると少女はいつものドレスに袖を通しながら先ほどまで見ていた夢のことを思いだそうと試みる。

マリベル「…うーん………。」

しかしどれだけ首を捻ってもその内容は浮かんでは来ない。
自分はいったい何に怯えていたというのか。考えても答えは出てこない。

そもそも本当に自分は夢を見ていたのか。それすらもわからずにいる。

“ぎゅるる……”

マリベル「…だめね……。」

空腹の音に我に返る。

マリベル「…スン…… 良い匂い。」

扉の向こうからバターの甘い匂いが漂ってくる。

どうやら宿屋が気を利かしてトーストを焼いているらしい。

マリベル「…………………。」
マリベル「まいっか。」

そう呟くと少女は元気よく扉を開けて仲間たちの待つもとへ歩き出すのであった。



マリベル「おはようっ。」





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