過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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862: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/19(木) 20:23:14.10 ID:lJAdciEW0



マリベル「アルス 待って! 待ってよ……。」



アルス「……マリベル。」
アルス「大丈夫 ぼくは必ず きみのところへ 帰ってくるから。」

マリベル「でも……。」

アルス「マリベル。」

マリベル「っ……。」

泣きそうな顔で訴える少女に口づけをすると少年は今度こそ海面を見据えて身構える。



アルス「みんなを… 父さんを 頼む。」



マリベル「…………………。」
マリベル「……わかったわ!」

アルス「魔物ども 今いくぞ!!」

少女の力強い返事を背に少年は雄たけびを上げ、勢いよく飛び出し光の渦の中へと消えていった。



*「今度こそ 沈めてくれる! くらえい マヒャド!!」



少年が消えたのを勝機と見た魔物たちが一斉に呪文を繰り出してくる。



マリベル「同じ手は くわないわ!」



[ マリベルは マホカンタを となえた! ]



*「なんだとぉ!?」

*「ぐおおッ!?」

まさかの反撃に魔物たちは呪文をなんとか鱗で耐えしのぎ、憎々し気に少女を睨みつける。

マリベル「あたしは 負けないわ!」
マリベル「みんなには 指一本 触れさせない!!」
マリベル「あんたたちは この場で 全員 海のもくずに してやるんだから!」

少女は仁王立ちすると怯んでいる魔物たちへ高らかに宣言する。

*「こんのぉお!!」

*「言わせておけば いけしゃあしゃあと!!」

*「かかれ! あいつらを 生きて帰すな!」



こうして荒れ狂う海の上、生死を駆けた少女の戦いの火蓋が切って降ろされた。





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