過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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868: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/19(木) 20:35:45.32 ID:lJAdciEW0



ボルカノ「本気か マリベルちゃん!」



豪雨と強風の吹き荒れる中、荒れ狂う海上では巨大な渦と漁船アミット号が壮絶な争いを繰り広げていた。

マリベル「いいから ボルカノおじさま! あの渦の中心に 向かって行って!」

ボルカノ「…………………。」
ボルカノ「……なにか 考えが あるんだな!?」

頑なに言い張る少女に船長は何かを察し、少女をじっと見つめる。

マリベル「船長! あたしを 信じてください!」

ボルカノ「……わかった!!」

力強い少女の瞳に確信を得た船長は大きく頷いてみせた。

ボルカノ「オレたちの命 きみに 預けるぞおっ!」

マリベル「……はいっ!!」



*「ぶっはっはっは! これで お前らも おしまいだ!」



そこへ再び接近してきた魔物の一匹が船に向かって跳びかかる。

マリベル「…うるさいのよっ! メラゾーマ!」

*「ぎゃああああ!!」

マリベル「さあ ボルカノおじさま!」

少女はそれを空中で焼き払うと船長を促す。

ボルカノ「任された!」

少女の催促に船長は一言だけ返すと残された帆を操り、船を渦の中心へ向かうように走らせ始めた。

*「おおっ? なんだ 奴ら こっちに向かってくるぞ?」

*「おおかた あきらめて 自決しちまおうってのさ! ぶひゃひゃ!」

*「げっへっへ! なら 一思いに 叩き潰してやろうぜ!」



マリベル「そうはさせるもんですか!!」



[ マリベルは コーラルレインを となえた! ]



*「な なに!?」

少女の叫び声と共に渦の中から光る物体が現れ始め、瞬く間に魔物たちの皮膚を切り裂いていった。

*「いででで! なんだこりゃあ!」

*「さ サンゴだ! サンゴの欠片が!」

*「ぎゃああ!」

マリベル「ふんっ これで しばらくは 動けないわね。」
マリベル「ボルカノおじさま! もっと 中心へ!」

突然の事態に慌てる魔物たちを尻目に少女は鼻を鳴らすと後方の船長に向かって呼びかける。

ボルカノ「がってんだ!」

威勢の良い返事と共に船長は帆を傾け、さらに船を渦の真ん中へと巧みに滑らしていく。



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