過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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89: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2016/12/26(月) 19:23:55.21 ID:PzmFtaYD0





アイラ「ええーーーーっ!」





リーサ姫「キャーー! ちゅーして 抱き合った ですって!!」






アルス「二人とも 声 大きいですよ……。」






*「リーサさま アイラさま どうなさいましたかっ!」






突然の大声に扉の前で控えていた衛兵が血相を変えて飛びこんてくる。

アイラ「ああ ごめんなさい なんでもないのよ!」

*「はあ……。」

いまいち納得できていないのか、衛兵は気の抜けた返事をして再び扉の向こう側へ戻っていった。

リーサ姫「いけない いけない。フフッ!」

アルス「二人とも 驚きすぎですってば。」

アイラ「だって あんなに 進まなかった 二人の仲が この数日で こんなに進展してるんですもの。そりゃあ 驚くに 決まっているじゃない。」

元踊り子の王女はクスクスと笑う。

アルス「そんなこと 言われてもなあ……。」

リーサ姫「でも 素敵ね〜。」
リーサ姫「あーあ いいな 二人とも。あたしも 焦がれるような 恋がしてみたい……。」

そう言って姫は両手を握りしめ天を仰ぐ。

アイラ「そうねえ 王族ってだけで 色目使われたりするのは 嫌だものねえ。」

アルス「二人とも いい人は まだ いないんですか?」

アイラ「うーん 強いて言えば アルスくらい だったけど…。 そうねえ……。」

事実か冗談かはさておき、王女は思案するように顎に指を当てて黙り込む。

アルス「……?」

リーサ姫「わたしは まだ かなあ。外に出ていけば 出会いが あるのかもしれないけれど。」

王女の言葉に城下町に住む若者を思い浮かべる少年だったが、女ったらしのよろず屋の青年や広場にいる弱虫の青年の顔にこの国の将来を思いやるのだった。

アルス「リーサ姫。一度 諸外国へ 遊びに行かれたほうが いいかもしれません。」

リーサ姫「あら お城の外 じゃなくって?」

アイラ「……そうかもね。」

少年の言わんとしていることが分かってしまい、もう一人の王女は渋い頷で頷くのだった。

リーサ姫「……?」



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