過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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931: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/01/20(金) 20:04:53.11 ID:K4Y9JjXm0

いつの間にか時間は流れ、雲に覆われ暗かった空はいよいよ闇に染まり始めていた。



アイラ「どうだった!?」



網本の家の前に集合した三人の英雄は顔を見合わせて項垂れる。

メルビン「ダメでござる。どこにも 見つからないでござるよ……。」

ガボ「あっちこっち行ったけど 全然だめだァ!」

アイラ「……いったい どこに いっちゃったのかしら?」

三人はこれ以上になく動揺していた。

真っ暗な闇の下で冷えていく少女の姿が頭をよぎり、最悪の事態になるのではないかと焦燥感が心を支配していく。

もはや一刻の猶予もなかった。

メルビン「せめて 手がかりさえあれば……。」

その言葉に狼の少年はあることを思い出し、はっと顔を上げる。

ガボ「……そう言えば さっき パミラのばっちゃんが ヘンなこと言ってたんだ!」

アイラ「変なこと?」

ガボ「たしか ニジが なんとかって……。」

メルビン「ニジ… 虹でござるか?」

アイラ「確かに 今日は天気が 悪かったけど 雨は降らなかったわよね?」

三人は自分の記憶を頼りに今日一日で回った地点の空を思い出す。

ガボ「うーん。場所によっては ぽつぽつ 振ってたけどよお……。」

メルビン「虹は 雨が少ないときは 見えないでござるよ。」

アイラ「それに 降った後 太陽の光が 必要よ。」

ガボ「そんな所 あったっけなあ……。」

アイラ「…………………。」



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