過去ログ - 速水奏「まばたき」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 00:58:50.27 ID:nq/MiQjT0
「おい、奏!」と、ビルの中から赤い顔をしたプロデューサーさんが飛び出してきた。

 彼は息を切らしていた。

 どうしたの、と聞く前に、ぎゅーっと抱きしめられる。

「ちょっとっ、お酒臭いんだけど!」

 ハグされたまま自動ドアをくぐって、私は出てきたばかりの事務所ビルに戻っていく。
 じたばた足掻いたけれど、それだけじゃまるで振りほどけなかった。

「奏ぇ、今日くらい甘えてくれよ」

「今甘えてるのはどっちっ」

 抱かれている手をつねりあげると、彼はようやく手を離した。

 そのまま思いっきり左頰をぶってやる。
 彼はぶたれた頬をおさえて、そのまま瞬きをいくつかした。


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