過去ログ - 【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」
1- 20
973: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2017/04/16(日) 02:40:39.98 ID:UHak+wv40
〜転校生の役目〜

風子「どーも暗い話ばっかになっちゃいますね。科研と絡めようとすると明るい話題なんかが浮かばなくて・・・」

風子「そうですね、話を変えましょうか。転校生さん、今どれくらい学園生たちと仲良くしてますか?」

転校生「みんなと?んーっと・・・・・・いっぱい!」

風子「はい、そーですね。そのおかげで、こっちもいろいろと助かってます」

転校生「ふーちゃんたちが?」

風子「えー。朝比奈龍季、来栖焔、瑠璃川春乃・・・がおとなしくなったのは奇蹟です」

転校生「ほむほむはともかく・・・たっちゃんとはるのんはもとからあんな感じじゃなかった?」

風子「いえいえ、とんでもない。あんたさんが知ってるよりももーっと刺々しかったんですよ?」

風子「あの2人はまあ、あんたさんは仲月や瑠璃川の妹の方と仲が良く、頻繁に行動を共にしてましたから・・・」

風子「子供相手っていうのも相まって強く当たれなかったのかもしれません」

転校生「でもほむほむだけは大変だったなー」

風子「話を聞いたときは冷や冷やしましたよ。わざと来栖の魔法をその身に受けたって聞いたときです」

転校生「ああ、あれは、なんていうか、まあ。あのままほっといたらほむほむ死んじゃいそうだったし」

風子「結果論だけで言えば上手くいきましたが・・・アンタさんのその行動は他人を鼓舞すると同時に、アンタさん自身を危険にさらします」

風子「っと、説教するつもりはねーんです。そーゆーのはまた今度」

風子「ウチが言いてーのは、アンタさんはウチらの学園にとって必要な役目を背負ってるってことです」

転校生「そりゃあもちろん、まりょくの」

風子「転校生さん、アンタさんの【力】ってのはそれじゃねーです。ウチらにとって大事なのは、そっちじゃねーんです」

風子「アンタさんは、誰とでも仲良くなれる。相手がどれだけ問題を抱えていても、粘り強く、仲良くなるまで接し続ける」

風子「仲良くなるまで仲良くなろうとし続けるんですから、最終的には誰とだって親密になりますよ」

風子「こっから先はウチの妄想ですが・・・親密になった相手は『このままじゃいられない』と思うよーになる」

風子「だから、変わっていく。それもいい方向に」

風子「アンタさんの役目ってのは、魔力よりもむしろそっちです」

転校生「そうなの・・・かな?でも、人と仲良くするのなんて、誰にもできることじゃない?」

風子「いいえ。それが誰にでもできることなら、今頃人類は全員手を取り合っていますよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1205.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice