過去ログ - 「大人には見えないドラゴンが居た」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/25(日) 16:42:45.01 ID:0X7EhVwW0
「あれ、お前今日も来たのか」
「ぴゅい!」
大人には見えないドラゴンを、親に内緒で飼っていた。
飼っていた、といえば語弊があるが、家の納屋に出入りしていたそいつに、たまにドングリなんかをあげるのが楽しみだった。
「ぴーい!」
不思議と肉なんかは食べずに、ドングリとか、驚いたことにビー玉なんかを好んで食べた。
ひとしきり食べた後は決まって口から火を噴く。
一度顔に向かって思い切り吹きかけられたことがあるが、少し温かな風と言った様子で、焦げ跡一つ見つからなかった。
不思議な生き物だ。
「あ、今日持ってきたのもうなくなっちゃったや」
「むー!」
「明日も来るからさ、またいっぱい松ぼっくりとか持ってきてやるよ」
「ぴいい!」
昔から、こういうファンタジーな事が起こらないかずっと夢見て過ごしてきた。
だからこいつを見つけた時には心が躍った。
高校一年生にもなってロクな友達も出来なかった僕にとって、こいつは初めての友達と呼べる存在なのだ。
「じゃ、明日な!」
「ぴ!」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/12/25(日) 17:13:12.66 ID:laUb7TOXO
君が死んでからもう1年。
君は今も僕を見守ってくれているのかな?
君は、僕の生まれて初めて出来た友達だった。
3:名無しNIPPER[sage]
2016/12/25(日) 21:46:25.16 ID:xGdvE7dRP
ぷかぷかドラゴンか
4:名無しNIPPER[sage]
2016/12/27(火) 10:44:55.64 ID:qCiVi3Jeo
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