過去ログ - 花丸「はなまるぴっぴは善い子だけずら」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/25(日) 22:17:10.71 ID:O8fGFwM8o
 だが、それは花丸とて同じだ。

「勝手にするずら」

 花丸も顔を背けて突き放すように返した。

「あっそ」

 無関心を装った善子の声を最後に、二人の間に沈黙が降りた。
それでも並んで歩く二人の歩調に乱れはない。
気不味い雰囲気を抱えたまま、善子と花丸は一言も口を聞かずにバス停まで同行した。

 バスを待つ間も、車内でいつものように隣り合った席に座った後も。
二人、言葉は交わさずとも、離れようともしなかった。

 その間、善子も花丸と同じ思いを抱えていたに違いない。
自分からは素直に謝れない、だから相手に譲歩して欲しい、と。
少なくとも、花丸はそう望んでいた。



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