13:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:00:22.48 ID:TNSj9eDDO
「はい……」
「まさか、いるわけないよー。やだな、チノちゃん」
あの反応は間違ってもおかしくないと思う。
でも、そっか。
家族からの贈り物。
ココアさんの一番を知ってる人達。
「なんだ……」
「チノちゃん、そうだ、今日は一緒に抱き枕使おう! ね! さっき抱っこしてみたけどもっふもふだったから今日はぐっすり眠れるよ」
「遠慮します」
「冷たいっ」
ココアさんがよろよろと私にしがみついてくる。
もっと早くに、強がることなく聞いておけば良かったな。
足元で目を潤ませるココアさんの頭を撫でる。
無邪気に笑う。
そこに、何のやましさもない。
私のことを、少しでも特別と思っていてくれていたらいいけれど。
それはまだ高望みだろうか。
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