2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 01:17:43.78 ID:YCB7bPWCO
がっしゃんがっしゃんと泡まみれになるココアさんに声をかけた。
「コ、ココアさん」
「なあに、チノちゃん」
「あの、最後に来たお客さん、ココアさんに用があるみたいです」
私の驚いた様子に、ココアさんも首を傾げた。
「私に? えー、帽子被ってた人だよね? よく見てなかったなあ。誰だろ」
素早く手の水気を拭きとって、ホールの方へ向かう。
よく見ると頬に泡がついていた。
そんな醜態をお客さんの前で晒すつもりなのか、と私も慌ててココアさんの後に続く。
「あの、ココアさん待ってくだ……わッ」
ココアさんの背中が鼻先で弾んだ。
「っとっと……」
なんでそこで立ち止まったのだろうか。
全くココアさんは。
悪態を吐こうとした瞬間、ココアさんが叫んだ。
「あー!」
そしてウサギのようにぴょんぴょん飛び跳ねながら、男性に抱きつく。
とても親し気に。
私は鼻を抑えながら、とっさに扉の後ろに隠れた。
(はッ、つい隠れてしまった……)
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