過去ログ - マシュ・キリエライト「わたしの、先輩」
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6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/12/26(月) 03:00:15.55 ID:oaYbpXUL0





部屋は、時計がかちこちと時を刻む音とどくんどくんとやかましく跳ねる心臓の音で満たされています。

「ねぇ、マシュ。どうして、オレを先輩って呼ぶのか、マシュの口から聞いてもいいかな」

「……誰かからは聞いている、そんな口ぶりですね」

「マシュから聞きたい」

「他人を傷つけず、自分を弛めないひとだから、です」

「……オレが?」

「はい。先輩はいつも最善を求めて、まっすぐにここまで、来たではありませんか」

「……そうなのかな」

「そうなんです。……だから、先輩はわたしの、最高の先輩です」

「……そっか。ありがとうマシュ。大好きだよ」

「ふふ。例え先輩と言えども、その気持ちは負けませんよ」

「なら、マシュに負けないくらいオレがマシュのことが大好きって証明してあげる」

「ええ。望むところです」

「でも、今は、お昼寝しよう。マシュも疲れてるでしょ?」

「そうですね。先輩の腕枕もまだまだ堪能し足りませんし」

「起きたら、覚悟しといて」

「はい。お手柔らかに」

だから、それまでは。

おやすみなさい。



おわり



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