7: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/12/26(月) 21:40:32.95 ID:nIhBSUOf0
「幸子か。ケガはないか?」
傾きは収まった。冷や汗と興奮した呼吸を整えて確認すると、幸子はプロデューサーに抱え止められていた。
30cm以上はある身長差から、彼のいたずらさと心配が入り混じった顔が見えた。
ありがとうございますと伝えて彼の腕から離れる。ふと乃々から貸してもらった少女漫画のワンシーンを思い出して、もう少しだけこのままのほうが良かったかなとよぎった。
そういえば小箱はーーーと手中を見ると、変わらずそこにあることに安堵した。
「メリークリスマスですよ、プロデューサーさん」
一呼吸整えてから、改めて肝心のプレゼントを突き出した。
「まさかこのためにこの時間まで残ってたのか?」
「どうですかプロデューサーさん、少しは驚きましたか?」
「だいぶな」
「フフーン、ボクだってやられっぱなしじゃないんですよ」
少し得意げになった。一方彼はというと、少しばつが悪そうな風だった。
「すまんな幸子、お前の分のプレゼントは今ここにはないんだ」
「ここには?」
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