過去ログ - 神谷奈緒「トライアド・ラプソディー」 【ウルトラマンオーブ×シンデレラガールズ】
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 22:27:56.91 ID:J80t3oZZ0

奈緒「どうすれば……防げる」

男「奴を倒すしかない」

奈緒「で、でもっ! あいつを倒しても予言は的中してしまうんじゃ……」

男「違う。奴の予言は嘘っぱちだ。必ず自らの手で人を死に追いやり、予言を『再現』しているんだ」

奈緒「…………」

男「今までの『自殺』『他殺』『交通事故』『落雷』『怪獣災害』、それは全て奴が元凶になっている」

奈緒「どうやって……」

男「プラズマ生物である禍姑獲鳥は電気を操ることができる。生物の生体電流にも干渉することが可能だ」

奈緒「はあ……?」

男「電気信号を改竄することで『自殺』『他殺』『怪獣災害』を実行。『交通事故』は自動車を暴走させ、『落雷』はそのまんまだ」

奈緒「……つまり、怪獣から逃れられれば死なずに済むってことか?」

男「ああ。だが奴は神出鬼没だ。そう簡単に逃げられるとは思えない」

奈緒「……それで、倒すしかない……のか。でもどうやって」

男「時間を稼いでくれ」

奈緒「はっ?」

男「お前さんたちが逃げている間に奴の正体を暴き、そこを叩いてみせる」

奈緒「…………え、えっと。お兄さん、ビートル隊の隊員だったり?」

男「そういうことだ。くれぐれも目を離さないようにな。『大切な人』から」

奈緒「…………。あ、ああ……」

 男はそれだけ言い置くと奈緒に背を向け去っていった。
 本当のことなのかは分からないし、信じたくもない。だが――

奈緒(……絶対に、加蓮を守ってみせる!)

 もし最悪の可能性が僅かでも存在するのなら。自分の手で絶対に「大切な人」を守り抜こう。
 奈緒はそう決意し、力強い足取りで家へ帰った。



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