過去ログ - 142'sとちょっと怖い話【モバマスss】
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10:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:43:58.87 ID:ytfuJdKsO
最初はさ、変だなと思って友達や家族に見えるかどうか聞いてみたんだけど…。全員見えなかった。アタシだけしかその手は見えないんだ。

害は無いんだ。ただ手を振ってるだけ。でもずっといる。ずっとどこかにいたんだ。

友達から来たメールの確認で携帯の画面を見たらその画面の枠内の端でひらひら手を振ってる。
以下略



11:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:45:56.38 ID:ytfuJdKsO
そうなったらもう半狂乱さ。だって考えても見ろよ。目を開けたらずっと視界の端に小さな手が見えるんだ。手を振り続けてるのがな。

ホラー映画なら怖くても見れるさ。だって自分には関係ないことだから。でもこれは自分の事だった。

情けないけどさ…怖くて、恐ろしくて…。次はどうなってしまうのか。次はどこに『手』が来るのか、それを考えただけで叫びたくなるくらい怖かった。
以下略



12:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:46:26.35 ID:ytfuJdKsO
簡単だと思ったよ。ペンケースからシャーペン出して、それを使って目を潰せばもう手は見えなくなる。こんな恐ろしい思いはもうしなくて済むんだ、なんてね。

きっと精神的に参っちゃって一時的におかしくなってたんだろうな。でもその時はそれがベストな考えだと信じて疑わなかったよ。全然そんな事ないのにな。

ペンを握るときもずっと手は視界の端に映ってた。今までに無いくらいの勢いで手を振ってたのを覚えてる。
以下略



13:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:47:45.95 ID:ytfuJdKsO
がしり、と手首をつかまれたんだ。

あの『手』だと思った。視界の端にはもういなかった。

ペンで目を潰そうとしたアタシを止めたみたいだった。
以下略



14:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:48:41.06 ID:ytfuJdKsO
ザワザワ…

幸子「…」

輝子「…」
以下略



15:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:49:07.46 ID:ytfuJdKsO
※拓海さんは通りすがりの清良さんの介抱によって目が覚めました

拓海「怖ええええよ!!!!」

夏樹「しょうがないだろそういう番組なんだから…」
以下略



16:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:49:49.58 ID:ytfuJdKsO
小梅「そう…気付いてもらえて嬉しい…もっと近づきたい…って」

小梅「手を振っていたのは…きっと気付いてもらいたいから…」

小梅「寂しいから…気付いてもらえて嬉しくて…もっと近づきたくて…」
以下略



17:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:52:01.53 ID:ytfuJdKsO
拓海「えっマジかよ…」

亜季「そうなんでありますか?」

涼「ああ、まあな…」
以下略



18:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:52:32.71 ID:ytfuJdKsO

拓海「い、意外と勇気あるんだなおめー…」

里奈(たくみんがびびりすぎなだけだと思うなー)

以下略



19:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:53:25.74 ID:ytfuJdKsO

――――――――――――


幸子「そういえば枠内じゃないと見えないというのがありましたがそれはどういう事なんでしょう?」
以下略



20:名無しNIPPER
2016/12/27(火) 00:55:25.14 ID:ytfuJdKsO
とりあえず一旦ここまで
また書き溜めが貯まったらその内

アイドル全員分はさすがにやるつもり無いけどそこそこの人数分は書いていきたいと思ってます


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