過去ログ - しほ「裏西住流によって他校を制圧する」
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160:名無しNIPPER[saga]
2016/12/28(水) 23:57:51.88 ID:OstJYgH+o



沙織「み、みぽりん!今のなに!投げキッスしただけだよね!?しかも会長と全然違う方に!それなのにどうして会長やられちゃったの!?」

みほ「そこが間違ってるんだ。ほとんどの人が投げキッスは真っ直ぐに進むと思ってる」

沙織「違うの?」

みほ「うん。投げキッスは風とか気温、湿度、他にも色んなものに影響されるの。だから狙って相手に当てるのはかなり難しいんだ。近くでバッタが飛んだだけで曲がったりするし。お母さん以外でちゃんと投げキッスが相手の唇に届いた人を見たことがないもん」

沙織「そんなに難しいんだ……」

みほ「その難易度を例えるなら、学校で同じクラスにワニが転校してきて、しかも隣の席になるくらい。ちなみに窓際の子だから右隣しか空いてない。確率が半分」

沙織「……隣の席とか以前に、転校生がワニっていうのがありえないと思うよ?アンパンマンみたいな世界観じゃない限り」

みほ「それぐらいありえないレベルなの。投げキッスを当てるのは」

沙織「そうなんだ……あ、じゃあ小山先輩には何をしたの?」

みほ「わかんない」

沙織「わかんないの!?なんか色々時計みたいなのされてたけど!」

みほ「あれは『蹂躙書』の何かの巻で、最後の方にあるQ&Aコーナーとか節約術のページにちらっと載ってた技だと思うけど……」

優花里「に、西住殿!解説はありがたいのですが、今は大変な状態ですぅ!打開策を提示してください!」

みほ「そ、そうだったね」

華「どうしましょう?みなさんで包囲して一斉攻撃という作戦でしたが、包囲の輪の外に着地され、各個撃破されている状態です」

みほ「……うん」チラ


しほ「………………」


みほ「っ……」ブルッ..

優花里「西住殿?」

みほ「………………と、とりあえずみなさんを全員ここまで退却させます!」

優花里「足止めに人数を割かなくてもよいのですか?退却を追撃する形で西住殿のお義母様もこちらに近付いてしまいますが……」

みほ「それは…………でもお母さんが足止め部隊を無視してこっちに突っ込んでくるかもしれない。そうなったら人数を割いた分だけここの守りが薄くなっちゃうから……」

優花里「ですが……やすやすと近付けてしまうのも問題があるのではないでしょうか……」

みほ「……じゃ、じゃあこうする。お母さんには風紀委員の人たちに当たってもらうか、あるいは他の…」

そど子「なんですって!?」

みほ「っ!?ど、どうしたんですか?」

そど子「…………風紀委員内部で謀反が起きたわ」

みほ「えっ!?」

沙織「むほん!?それって裏切ったってこと!?」

そど子「ええ。スパ依、ねがえ理の二人が敵についたわ」

沙織「名前からして予測できたでしょ!絶対裏切るよ!」

そど子「おかげで風紀委員は大慌てよ。もう戦闘どころじゃないわ!下手したら敵がこっちに来ちゃう。騒ぎを食い止めに行ってくるわね!」タタタ!

みほ「そんな……」

沙織「どうするの!?早く決めないとみんなやられちゃうよ!?」

優花里「西住殿……!」

みほ「た、退却です!全員ここまで退かせてください!」

沙織「わ、わかった!合図出すね!ライトで…………」パッパッ..


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