過去ログ - 安価とコンマで小説を書く
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46:名無しNIPPER[saga]
2016/12/31(土) 01:20:04.03 ID:h5KPozQD0
そこは、誰もいない古びた協会。

都市部へ若者が移っていき、すっかりくたびれた小さな村にある、小さな協会である。年老いた者しかいないこの村には、協会の番をする者も今年で米寿を迎える小さな老婆しかいない。その老婆も今は家で深い眠りについていた。

ゆえに、今この協会には番をする者もおらず、誰もいない。

・・・誰もいないはず(・・)であった。

この協会は、ごく一般的なカトリックのものである。中央を真っ直ぐに貫く道があり、その左右にベンチが置かれている。道を行った先には、十字架と、木製の台が置かれている。

その台の上には今、一人の少女が腰掛けていた。

顔立ちは西洋の物、金色の髪を背中まで伸ばし、フリルが多数施された―所謂ゴスロリと称される服である―を着ていた。


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